米中貿易摩擦、東証マザーズの信用買い評価損率

みなさん、こんばんは。
今日の日経平均は反発しましたが、市場全体に疑心暗鬼のムードが漂っています。
VIX指数は現在19台。過去2年のチャート見て頂ければ分かりますが、2019年8月の状況はVIX的には高水準です。

今までの経験上1年間に2~3回くらいは暴落があり、その時が買いチャンスだと考えていますが、VIX指数的には2019年の場合、12月末、5月、8月と既に3回目のショックが発生しています。
これがほぼ全てトランプツイートで引き起こされているかと思うと、空恐ろしいです。

中国が早期に貿易摩擦を解決したいと思っている理由

国際金融の世界で働いていると、いろんな情報が入ってきますが、中国は現状、貿易摩擦の関係で大きなダメージを受けています。
産業のすそ野が最も広い自動車産業だけを見ても、例えば中国にあるフォードの工場稼働率は25%くらいだそうです。

このセットメーカーであるフォードの下請けには数多くの部品メーカーがいるわけですが、それも同じく比例して影響を受けるわけですし、トヨタや日産、ホンダといった日系の自動車セットメーカーも似たような影響を受けています。

モノが売れなくなると、設備投資もしなくなるので、工作機械も売れなくなりますし、中国だけではなくて、部品を供給しているフィリピン、ベトナム、シンガポール、マレーシアの製造業も影響を受けています。

中国国内に話を戻すと、中国地場企業の資金繰りもかなり悪化しており、金融機関への返済リスケ依頼が数多く出てきている状況です。
その影響を中小の金融機関も受けています。中国では、地方銀行の経営不安が広がっています。

—————————-
中国では、地方銀行の経営不安が広がっており、銀行間市場で資金逼迫傾向を引き起こす事態となっている。そのきっかけとなったのは、5月下旬に中国銀行保険監督管理委員会(CBIRC)が、「深刻な信用リスク」を理由に、内モンゴル自治区の包商銀行を公的管理に置いたことだ。これは、中国では18年ぶりの措置である。
http://fis.nri.co.jp/ja-JP/knowledge/commentary/2019/20190611.html
—————————-

しかも香港情勢もデモで荒れているので、外交問題を早く片付けて、国内問題の解決に腰を据えて取り組みたいはずです。

トランプのケンカ腰関税には、関税カウンターアタックしないと共産党の威厳が廃るので、まずはせざるを得ないのでしょうし、中国が関税で報復すれば、アメリカも困るわけなので、トランプのやっていることは、なんの発展性もない消耗戦をやっていると感じています。

どちらかが引くか妥結するしかないわけですが、中国4000年の交渉力を9月の話で発揮して、ウマいことまとめて欲しいと思います。

東証マザーズの信用買い評価損率

過去1年くらいの東証マザーズの信用買い評価損率が時系列でどうなっているのか調べてみました。

 

日付 信用買い
評価損益率
2018/4/27 -15.0%
2018/5/31 -16.1%
2018/6/29 -19.1%
2018/7/31 -19.8%
2018/8/31 -14.8%
2018/9/28 -12.8%
2018/10/31 -24.2%
2018/11/30 -17.8%
2018/12/28 -28.9%
2019/01/31 -20.0%
2019/02/28 -18.1%
2019/03/29 -15.7%
2019/04/26 -16.6%
2019/05/31 -21.1%
2019/06/28 -17.3%
2019/07/31 -13.8%
2019/08/27 -19.1%

一般的に評価損益率が-10%を下回ると「追証」が発生してくる水準と言われ、連続して追証が発生してくる急落局面につながると言われています。また、-15%~-20%を下回ると相場は底入れし上昇に転じ、-3%~-3.5%に近づくと天井圏とし相場全体が頂点に達したと言われています。

8月だけで見ると、こんな感じです。

2019/08/01 -13.59%
2019/08/02 -14.78%
2019/08/05 -17.49%
2019/08/06 -17.02%
2019/08/07 -17.12%
2019/08/08 -16.81%
2019/08/09 -16.97%
2019/08/13 -17.58%
2019/08/14 -17.55%
2019/08/15 -18.99%
2019/08/16 -19.47%
2019/08/19 -18.45%
2019/08/20 -16.75%
2019/08/21 -16.68%
2019/08/22 -17.31%
2019/08/23 -17.08%
2019/08/26 -18.65%
2019/08/27 -19.11%

8月27日は-19.1%。

過去の標準よりは、信用評価買いでの損失率が高くなっている状況であり、ここから20%を超えてくると底値付近にまさに入ったという感じでしょう。8月中はあまり期待できなさそうですが、9月に入ってから、貿易交渉がまとまってくれば、為替も円安になり、過去最高水準に積みあがっている裁定売り残が一気に解消して、株価も上昇してくれることを期待したいですね。

パリ協定を離脱したトランプ氏には「人類皆兄弟」の精神で、国家という枠に縛られず、地球人としてどう行動すべきなのかを考えてほしいものです。
貿易戦争なんてやっている場合ではありません!
これだけ北極圏の氷が溶けて、海面も上昇しているのは、温暖化の影響しか考えられません・・・。それを解決していくのが大国の役割です。

参考になったらぜひ応援クリックをお願い致します。株ランク